いい人間関係は、ちょうどいい「間」からできる

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    「距離感」は、相手によって変わる

    人付き合いに、少し疲れる時がありませんか。

    気の合う友人となら、近くにいても心地よく
    むしろ遠慮のいらない近さが、嬉しかったりします。

    でも、日常で関わる人すべてに対して
    同じ距離感がしっくりくるとは限りません。

    職場、家族、友人、近所の人。
    関係性によって、心地よい距離感は変わります。

    誰に対しても同じ様に接していると、
    どこかで無理が出ることもあります。
    間のとり方は、人付き合いの疲れと
    案外深く関わっているのかもしれません。

    そんな、相手ごとの「ちょうどいい間」について
    少し考えてみたいと思います。

    仕事関係の人には、適度な間を

    まず、仕事関係の人々から。

    職場の人とは、毎日長い時間を一緒に過ごし、
    上司や先輩、後輩、同僚など、
    立場が異なる様々な人が集まっています。

    気の合う同僚などであれば、友人のように接することもありますが、
    関わる人全員と、同じ距離感で接することはできません。

    だからこそ、相手にあわせて、少し「間」を意識するくらいが
    ちょうどいいのだと思います。

    その「間」とは、相手のすべてを分かろうとしすぎないこと。
    考え方や価値観は、人それぞれ違います。
    その違いを無理に埋めようとすると、お互いに苦しくなってしまう。

    「この人は、こういう考え方をする人なんだな」と、
    違いをそのまま受け止める。自分も無理に合わせすぎない。

    そんな風に、少し余白をもって接することが、
    お互いを気持ちよくいさせてくれるのだと思います。

    相手を遠ざけるのではなく、違いごとを受け入れるための「間」を意識する。
    仕事関係だからこそ、その余白が効いてくる気がします。

     

    家族こそ、間を忘れやすい

    一方で、いちばん間を忘れやすいのが、家族かもしれません。

    家族は、いちばん近い存在。
    気を許している分、遠慮がなくなります。

    「言わなくても分かるだろう」と甘えて、言葉が雑になる。
    外では丁寧に接するのに、家族にはつい、きつめの言い方をしてしまう。

    近いからこそ、遠慮が消えてしまうのです。

    でも、近い相手だからといって、
    何でもそのままぶつけていいわけではなく、
    むしろ、ずっと一緒にいる相手だからこそ、
    少しの間が、関係を守ってくれます。

    イラッとしたときは、すぐに言い返さず、ひと呼吸おく。
    相手の機嫌が悪くても、「疲れているのかもしれない」と、事情を想像してみる。
    その小さな間が、要らない衝突を減らしてくれます。

    それに、家族にもそれぞれの時間が必要なケースもあります。

    四六時中ずっと一緒ではなく、少し離れる時間があるからこそ、
    一緒にいる時間が、またあたたかく感じられるのだと思います。

    近い関係にこそ、間を。
    忘れがちだからこそ、意識してみる価値があります。

    間があると、相手のいいところが見えてくる

    感情のままに反応していると、
    相手の気になるところばかりに目がいき
    あの言い方が…あの態度が…といちいちストレスを抱えてしまいます。

    でも、ひと呼吸おいて一歩引いて見てみると、
    いつもは見えなかった相手のいいところに気付けたりします。

    「あんなに気を配ってくれていたんだな」
    「本当は優しいところがあるんだな」と。

    間は、相手をちゃんと見るための余白でもあります。

    近すぎて見えなくなっていたものが、
    少し距離をとることで、また見えてくる。

    それは、仕事の相手にも、家族にも、同じことが言える気がします。

    間を置くのは、冷たさではなく優しさ

    「すぐに反応しない」「少し距離を置く」というと、
    冷たい人のように聞こえるかもしれません。

    でも、それは冷たさではないと思うのです。

    近づきすぎれば相手の負担になることもあるし、
    踏み込みすぎれば相手の時間や気持ちを奪ってしまうこともある。

    すぐに反応しないのは、相手の言葉をちゃんと受け止めて、考えるための時間。

    間を置くのは、相手の気持ちや立場、
    そして相手にとっての利益まで想像できるということなのかもしれません。 

    友人のように、近さが心地よい関係もあります。
    職場のように、適度な距離がいい関係もある。
    家族のように、近いからこそ間が要る関係もある。
    近所の人のように、深く関わりすぎず、
    ゆるやかにつながっているくらいが心地よい関係もあります。

    相手によって、ちょうどいい間は違うので
    その間を、相手に合わせて意識していくこと。

    それが、人と心地よくつきあっていく、コツなのかもしれません。

     

    ちょうどいい間が、関係をやわらかくする

    人とのあいだに、相手に合った「間」を見つけてみる。

    相手ごとのちょうどいい間を探していくと、
    人との付き合いは、少しずつやわらかくなっていきます。

    ぶつかることが減り、相手をおおらかに見られるようになり、
    自分自身も、人といることに疲れにくくなる。

    間は、相手を遠ざけるものではありません。
    長く心地よく一緒にいるための、優しい余白です。

    大切な人と、これからもいい関係でいるために
    あいだに少し「間」を意識してみる。
    それは、自分と相手の両方を大切にする心がけです。

    その小さな積み重ねが、人間関係をもう少しやわらかくしてくれるはずです。

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